災害対応部会より:平時より出来る災害への備えについて

各位

平時より出来る災害への備えについて

 9月1日は、防災の日です。防災の日は、関東大震災が発生した日であるとともに、台風シーズンを迎える時期でもあり、昭和34年9月26日の「伊勢湾台風」によって、戦後最大の被害を被りました。このことが要因となり、地震や風水害等に対する心構え等を育成するため、防災の日が創設されました。(参考:東京消防庁HP)

 防災の日にあたり、今一度災害時の対応について考えてみてください。糖尿病治療では、インスリン、経口血糖降下薬をはじめ、注射針、酒精綿、SMBGに使用する器具など平時より準備が必要な物品がたくさんあります。特にインスリン関連の物品は、災害時に入手困難となると不測の事態を招く危険性があります。さらに、食事や低血糖対策など、血糖管理の観点からも災害時に必要な工夫が求められます。災害が発生した際に、患者さんやご家族の生活上の不安を少しでも軽減するためには、平時から災害対応について話し合い、準備を進めておくことが大切です。

日本くすりと糖尿病学会では、糖尿病患者さんが平時より発災時の準備ができるよう当学会作成の「薬剤師のための糖尿病患者の継続的薬学管理のための災害対応のてびき」を全ページ閲覧・印刷できるよう公開しておりますので、お役立てください。

日本くすりと糖尿病学会
災害対応部会

「薬剤師のための糖尿病患者の継続的薬学管理のための災害対応のてびき」の全ページは、以下のURLより、ダウンロードが可能となっております。

https://jpds.or.jp/net/wp-content/uploads/2022/03/JPDS_disaster_response_20201204.pdf