アドボカシー活動


上記のポスターは、こちらからダウンロード可能です。

2つ目のポスターは、こちらからダウンロード可能です。


2024年10月6日

日本くすりと糖尿病学会アドボカシー活動に関する宣言(東北宣言)について

 

一般社団法人日本くすりと糖尿病学会
理事長 朝倉 俊成

 

 この度、日本くすりと糖尿病学会が「糖尿病」から「ダイアベティス」への呼称変更案に賛同すること。また、呼称変更を通じて、糖尿病の正しい疾患概念と治療の啓発を行い、糖尿病のある人が自分らしく生きていくことができる社会作りを支援していくことを、「東北宣言」に込めて、第12回日本くすりと糖尿病学会学術集会(仙台)で宣言いたしました。

 この宣言のもと、我々は、3つのマニュフェストを掲げ、糖尿病治療に携わる薬剤師は、糖尿病のある方が、糖尿病のない方と変わらない寿命とQOLにつながる支援を行っていきます。

1)アドボカシー活動の必要性を多くの薬剤師に広め、アドボカシー活動を率先して実践できる人材育成に取り組む。

2)糖尿病を持つ人、薬剤師ひいては国民への糖尿病の正しい疾患概念と治療の啓発を行っていく。

3)「日本くすりと糖尿病学会」団体名のあり方について検討を行う

東北宣言スライド

以上



2022年9月17日

日本くすりと糖尿病学会「アドボカシー活動」に関するポスター作成について

一般社団法人日本くすりと糖尿病学会
理事長 朝倉 俊成

 日頃より日本くすりと糖尿病学会(以下、JPDS)へのご支援を賜りまして、厚くお礼申し上げます。
 さて、この度、JPDSのアドボカシー活動のひとつとして、ポスターを作成いたしましたのでご紹介申し上げます。

1. ポスター作成の経緯
 糖尿病治療ガイド2020-2021において「アドボカシー活動」が明記され、日本糖尿病学会、日本糖尿病協会をはじめ、多くの関連学会にてその活動が展開されております。JPDSでは、学会設立10周年記念式典と第9回学術集会(奈良)の特別講演におきまして、清野 裕先生(関西電力病院総長)より積極的にアドボカシー活動を展開することの重要性についてご教示いただきました。そこで、JPDS将来計画委員会を中心に具体的な活動について検討を開始し、いくつかの活動方針のひとつとしてポスター作成を決定し、2022年9月に開催する第10回学術集会(横浜)において紹介できるよう検討を重ねてまいりました。具体的には以下の通りです。

1)アドボカシーワークショップの開催
 JPDS広報委員会にて作成されたアドボカシー活動に関連したポスター原案をたたき台として、JPDS代議員30名によるワークショップを開催し、代議員のスティグマとアドボカシー活動に対する共通の理解と認識を深め、薬剤師として日ごろ感じている糖尿病のある人のスティグマをスモールグループディスカッションによって抽出しました。そして、JPDSが行うアドボカシー活動のキャッチフレーズとその背景について討議し、素案を決定いたしました。

2)アドボカシーポスター作成について
 ワークショップでの成果を踏まえて下記の観点から理事長、副理事長、将来計画委員会・広報委員会・教育研修委員会合同でポスターを完成させました。
① 薬局などの施設に掲示でき、勤務する薬剤師および医療従事者がポスターの意味を説明でき、分かりやすいものにする。あいまいな表現・文言は避ける。
② JPDSの社会的使命から薬物療法に焦点を当てた文言が入ったものにする。
③ 他学会の成果物と協調性があり、異質な印象にならないようにする。
④ ポスターの対象者を明確にする。
⑤ ポスターを介した活動を今後のJPDS活動のひとつとして位置付ける。
 以上を踏まえ、2つのポスターを作成いたしました。ポスターの中心部にスティグマに関する第一のメッセージを入れ、第二メッセージとしてJPDSの活動目標を明記いたしました。
 なお、「③他学会の成果物と協調性があり、異質な印象にならないようにする。」につきましては、日本糖尿病学会と日本糖尿病協会にて確認をいただきました。

2. ポスター配布について
 2022年9月に開催する第10回学術集会(横浜)にて完成版を紹介し、同日にJPDSのホームページ上でも公開する予定です。その後、JPDS会員や関係団体や施設等へ配布する予定です。

 以上、JPDSのアドボカシー活動のスタートとして本ポスターを多くの国民や医療従事者(薬剤師)に見ていただき、気運を高め、さらなるアドボカシー活動へと展開していきたいと考えております。これからも、どうかご指導をお願い申し上げます。

以上


 

学術集会の開催、療養指導に携わる薬剤師の全国的ネットワークの構築および学会ホームページなどで医薬品情報の発信し、療養指導のスキルアップを目指します。