(技能研修小委員会)薬剤師がインスリン自己注射・SMBG指導へ積極的に関与していくために

2021年10月13日

会員 各位

日本くすりと糖尿病学会
技能研修小委員会

 インスリン自己注射の実技指導については医師が指示を出し、メディカルスタッフが糖尿病療養指導の一環として手技や関連する説明を行っていると思われますが、各施設の体制やマンパワー等によりその関与状況は様々であると考えます。一方、厚生労働省は現行制度の下で実施可能なタスク・シフト/シェアを推進しており、薬剤師がタスク・シフト/シェア可能な具体例のひとつとして「糖尿病患者等における自己注射や血糖自己測定等の実技指導」を挙げています(厚生労働省「現行制度の下で実施可能な範囲におけるタスク・シフト/シェアの推進について」令和3年9月30日、医政発0930第 16号)。
 日本くすりと糖尿病学会では、以前より上記の「適正な実技指導を行うための技能研修会」基礎編およびアドバンスト編を随時開催しております。そこでは、インスリン自己注射や血糖自己測定等の実技を手順通りに説明できることに加え、代表的な機器に触れながら、基本的な原理や臨床で生じやすいトラブル事例と対処法などを理解し、患者さんや他のメディカルスタッフへわかりやすく説明できるスキルを体験することができます。是非、多くの会員の積極的な受講をお待ちしております。

別添:「現行制度の下で実施可能な範囲におけるタスク・シフト/シェアの推進について(医政発0930第16号)」pdf

 

以上