学会概要


学会設立の趣旨


わが国では、糖尿病患者の加速的増加と相俟って、多くの新しい糖尿病治療薬が上市され、糖尿病治療薬の選択肢 が広がるとともに、糖尿病治療は患者さんの病態に合わせた個別化医療(personalized medicine)、テーラーメード医療(tailor-made medicine)が進み、治療体系は複雑化しています。このようななか、医療者には薬学的視点から薬物療法のみならず、食事や運動、そして患者の背景をくみ取り、患者に寄り添った幅広い治療支援の実践・向上に努める必要性を問われ、加えて学術研究を推進することも重要な課題です。

このため本学会は、病院ならびに薬局薬剤師、そして基礎薬学研究者の連携を密にし、糖尿病領域における専門性を高め、糖尿病薬物療法の発展、延いては社会に貢献することを目的とし、糖尿病治療支援の「実践」、「教育」、「研究」を三本柱として会を運営します。また、専門知識を有する証として、糖尿病薬物療法認定薬剤師制度を設立致しました。

1. 治療支援の実践

学術集会の開催、治療支援に携わる医療者の全国的ネットワークの構築、および学会ホームページ等を通じて活発な情報交換を行い、より良い糖尿病治療支援を患者に提供することを目指します。

2. 教育

糖尿病薬物療法認定薬剤師と日本糖尿病療養指導士の育成ならびに治療支援に関する教育を行います。

3. 研究

糖尿病薬物療法に関する基礎および臨床研究を推進します。


学会の活動


本学会では、1.学術集会の開催、2.学会誌の発行、3.委員会事業を中心に活動します。
また、理事長直下の組織として、8つの部会を設置し、学会の運営を支援しています。

1)編集委員会
・学会誌「くすりと糖尿病」の編集および発行

2)広報委員会
・学会ホームページの維持・管理等

3)研究推進委員会
・糖尿病を専門領域とする薬剤師による治療支援の成果を明らかにする研究
・糖尿病薬物療法に関する研究

4)教育研修委員会
・薬剤師の糖尿病に関する知識・技能の向上を目的とした研修会の開催
・病院、薬局薬剤師および学生の糖尿病治療支援に関する教育

5)ネットワーク委員会
・糖尿病薬物療法認定薬剤師ならびに日本糖尿病療養指導士、地域糖尿病療養指導士の全国的ネットワーク作り

6)認定委員会
・糖尿病薬物療法認定薬剤師の規程・細則の内容に関する見直し
・糖尿病薬物療法認定薬剤師の認定に関する新規申請および更新の審議ならびに実施
・本会のP 認定単位の申請審査ならびに実施

7)試験委員会
・糖尿病薬物療法認定薬剤師の認定試験の作成、実施ならびに採点

8)利益相反委員会
・利益相反(conflict of interest : COI)指針の見直し、改訂およびCOI指針に基づく審査、助言、啓発活動などの管理

9)ガイドブック編集委員会
・認定試験のためのガイドブック等の作成

10)ガイドライン作成委員会
・糖尿病治療薬の適正使用に関するガイドライン等の作成

11)適正使用推進委員会
・糖尿病治療薬の適正使用推進に関する各種てびき等の作成

12)将来計画委員会
・本学会の将来計画に関する検討

13)部会
 ◆アドボカシー部会
 ◆糖尿病療養指導士部会
 ◆薬局部会
 ◆インスリン療法部会
 ◆インスリンケアサポート部会
 ◆タスク・シフト/シェア検討部会
 ◆災害対策部会
 ◆先進医療部会

 


学会の組織図


 


適格請求書発行事業者番号について


本学会は適格請求書等保存方式 (インボイス制度)における適格請求書発行事業者の登録を行っております。

適格請求書発行事業者番号は「T7010405010124」です。

※上記の登録番号は、国税庁適格請求書発行事業者公表サイトよりご確認いただけます。

 


事務局


一般社団法人 日本くすりと糖尿病学会 事務局

〒104-0032 東京都中央区八丁堀3-14-4
        直平ビル2階 (株)アドヴァケーション内

TEL:03-6905-7661(9:30 ~ 17:30)
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